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活動内容

MSFが行っている活動を大きく5つに分けてまとめてみた。
国内外の紛争による難民の支援
  • 紛争による国内外に大量に発生する難民への人道的支援
  • ISイラクとシリアにまたがる地域で活動するイスラーム過激派組織。
    イスラム国(英: Islamic State)と自称。
    などの征服活動、政権に対するクーデターや政府軍からの攻撃などが横行する中東地域での活動が大半
  • 難点→・治安悪化により病院に出向く人が少ない
       ・支援活動地域から遠く離れた地域に住んでる人に対する支援が行き届かない
       ・病院や救急車が攻撃対象になることも→実際に中部アフリカで病院で
    発砲事件2017年、ゼミオ市内の国境なき医師団(MSF)が活動
    している病院内で、赤ちゃんが武装した男たちの
    発砲した弾に当たり、殺害されてしまった。
    も発生
       
自然災害の被災者の支援

迅速な救命救急活動  保健医療体制、インフラの復旧までの援助 
              最近の活動は、2010年の

ハイチ大地震ハイチ共和国で起こったマグニチュード (M) 7.0の地震。
地震の規模の大きさやハイチの社会基盤の脆弱さが原因で、死者が31万6千人程に及ぶなど甚大な被害を被った。
の救援、2011年の
東日本大震災3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害、福島第一原子力発電所事故による災害。
日本で発生した大地震史上最悪の被害を出した。
の仮設診療所の寄贈
西日本豪雨2018年7月の西日本中心に全国的に広い範囲で記録された
集中豪雨。多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し
多くの犠牲者がでてしまった。
西日本豪雨の被災者への支援(日本での支援活動は東日本大震災に引き続いて二例目)
難点→・自然災害なので治療中にも不測の事態が起こる可能性
   ・被災者のけがの治療だけでなく、体の再建手術、感染症対策、心理ケアなど多岐にわたる治療を行わなければならない
   ・災害によりかなりの量の現地の医療機器に問題および破損が生じている可能性

   
熱帯などで起こる感染症の治療

・HIV→日和見感染を引き起こし、免疫が弱い熱帯地方の人々にとっては「死の病」
対策→健康教育。啓発活動(HIVに対する危険性に気づかせる活動) コンドームの配布、HIV検査、カウンセリング、母子感染の予防(妊産婦、新生児への

ARV治療HIVに対する治療薬のこと
を含む

・結核→肺に影響を及ぼす。病死の死因として名高い。種類として、単純性結核、多剤耐性結核、超薬剤耐性結核(ほとんどの薬剤に耐性を持っている)
対策→半世紀ぶりの二種類の新薬を投与することで結核に対する負担を軽減できるためMSFは政府や製薬会社に支援を要請している。
二種の新薬→大塚製薬の

「デルマニド」多剤耐性肺結核の治療に用いられる有機化合物。
2014年に欧州、日本で承認された比較的新しい新薬。
、ヤンセンファーマ(ベルギー)の
「ベダキリン」デルマニドとほとんど機能は同じ。
2012年に米国、2014年に欧州で承認されたが、日本でも2018年に承認。

→しかし、行き届いてる地域はたったの5パーセント

・マラリア→熱帯地方で発生する寄生虫による感染症。医療技術の進歩により適切な治療をすれば治せる病気
対策→従来の薬では耐性菌が発生していたが

ACTアルテミシニンと他の抗マラリア薬との併用療法
と呼ばれる新薬には薬剤耐性菌が発生しにくいため、
熱帯性マラリアマラリアのなかでもかなりの重症型
の治療に使用される。
小児マラリア子供の時にかかるマラリア
には
アルテスネート注射薬中国で解熱剤として使われていた植物から取れるアルテミシニンの誘導体。
抗がん治療剤としても注目されている。
の痔用を奨励している。
ハマダラカ約460種類の中で約100種類がマラリアを媒介する蚊。
ガンビエハマダラカは最も悪性なマラリア原虫を媒介する。
と呼ばれる蚊が原因であるため、殺虫性のある蚊帳を配布している。
難点→・ACTは費用が高いため、なかなか使用頻度を多くとれない。

・はしか→かなり感染性の高いウイルス性疾患。致死率は5~20パーセントと割と高め。空気感染なので人口がアフリカなどでは一気に流行する。
対策→・特別な治療法はないので、とにかく患者を隔離して、はしかの症状がでているか診断する。
安全性が高く、費用の安いワクチンがあるので、大規模集団予防接種をおこなうことで発症をふせぐことができる。
難点→・生活環境が劣悪な場所では(公衆衛生が整っていない場所)予防接種をする暇もなく流行する。

・コレラ→汚い水を飲むことで起こる感染症。急速な感染により大規模な集団感染になることもある。
重度の症状になると 下痢、嘔吐による急激な脱水症状により死に至る可能性も
対策→安全な水の供給、脱水症をふせぐための点滴などによる水分塩分の供給。集団感染を防ぐためのコレラ治療センターへの隔離。

顧みられない熱帯病

シャーガス病→寄生虫による感染症。やっかいなことに長年に渡って症状が出ない場合もあり、最終的に慢性的な体力の消耗が起こる。
感染経路は多岐にわたり、輸血感染、母子感染、さらには臓器移植手術での感染も見られる。
対策→新生児の時点で治療を行うと、治癒率はほぼ100パーセント。治療薬は

「ベンズニダゾール」、「ニフルチモックス」寄生虫の殺傷効果はあるが、副作用の発生頻度が40%とかなり高いため、服用には注意が必要.
その上、それぞれ病気などで疾患を患っている人には服用できないため新薬の開発が急がれる。
の2種類
難点→・治療薬はいずれも40年前の古いものであるので、強い副作用が生じ、治療が完了するまで最低二ヶ月かかる。
   ・治療開始した年齢が遅ければ遅いはど治癒率が低下する。
→総じて、より効果があり、安全性が高い新薬をつくる必要がある。

カラアザール→寄生虫感染症。体の防衛機能に不全が生じ、治療を受けないと100パーセント死に至る。 熱帯地方での感染がほとんど。
対策→アジアでは一次選択薬(ある病気に対して最初に投与される薬)として

L-AmB真菌の細胞膜に直接作用し, 殺菌的に効果を示す薬剤。
日本でも2012年にL-AMBの安全性と有効性が実験によって確認された。
が使われ、短期間かつ安全に治療が可能。
アフリカでは
SSG特定の固形腫瘍、リンパ腫、骨髄腫に対する治療の分野で研究されている物質。
がんの増殖に必要な酵素の働きを阻害する。
パロモマイシン腸管アメーバ症を治療する薬。治癒率も80~90%と高め
ちなみに日本では未承認薬剤で、熱帯治療薬研究班からのみ入手が可能。
の併用治療が主流。
難点→・L-AmBは静脈内投与が必要で、内服薬のように楽ではない。
   ・SSGとパロモマイシンの併用は筋肉注射を複数回行うので激しい痛みに何度も耐えなければならない。
   ・検査が専門機関でしかできないので、発展途上国ではなかなか治療の普及が難しい。

   

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